この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
「また おいで」
第9章 終宴

どのくらいそこにいたんだろう。。。

なんとかベンチにたどり着いていた。



車掌さんらしき人が近寄ってきた。


 「だいじょうぶですか?」


わたしはうつむいたまま


 「だ・・・いじょうぶ・・・です」


そう答えるのでいっぱいいっぱいだった。

何があったかなんて話せない。



見た目に服の乱れはないが

躰の熱で服は張り付き、

スカートの中は “あの人” を欲しがって疼いている。

あの指で、あの手で、あの声で.....

もっとかき乱されたい抱かれたい。

男たちの目で、手で、犯されたい。。。

胸の服と腿のスカートを掴んでいた。


 「またのご乗車を 心より お待ち申し上げております」


 (『また おいで』)


あの声が蘇る・・・


 (あっ.....)


少し目をやると

車掌さんらしき人は

白い手袋を胸に当て、深々とお辞儀をしていた。

帽子で顔は見えないが、隙間からのぞいた口元は

微かに笑みをたたえていた。


“あの人” なのかはわからない。

ただ・・・

去っていく後姿は、若くて細身で 

白い手袋が良く似合っていた。。。








/29ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ