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初めての性体験 二十代女性(匿名希望)
第2章 『お父さんみたい』

学校の帰り、一人で歩いているところを、キャップを被った、四十代ぐらいに見えるおじさんに声をかけられました。
「お菓子をあげるから、ついておいで。◯◯のやつだよ」
◯◯とは、その時流行っていたアニメのキャラクターです。私のランドセルに付いているキーホルダーも◯◯でした。
「スタイルに影響が出るから」という理由で、お菓子はお母さんに止められていました。
お菓子が食べたくて、毎回駄々をこねていただけに、この誘惑は私に対して人一倍の効果があったと思います。
そして何より、心の根底に“寂しい”がこびりついていた私は、ほぼ無意識について行ってしまいました。
二百メートルほど先の細い路地裏に入っていきました。
少し進んだところに、片方の建物が窪んで少し広くなった箇所がありました。大通りの人目に付かないように、二人で身を隠すようにその窪みに身を寄せました。
秘密の感じがしてドキドキしました。
おじさんは、右手の人差し指を鼻の前で立てて「内緒だからね」と、小声で優しく言うと、◯◯のお菓子を私に差し出しました。
目をキラキラさせながらそれを受け取ると、優しく頭を撫でてくれました。
「お父さんみたい」
私はこの時そう感じました。
この後、お菓子を食べながら少しお喋りをして、この日は何事もなく帰りました。
「お菓子をあげるから、ついておいで。◯◯のやつだよ」
◯◯とは、その時流行っていたアニメのキャラクターです。私のランドセルに付いているキーホルダーも◯◯でした。
「スタイルに影響が出るから」という理由で、お菓子はお母さんに止められていました。
お菓子が食べたくて、毎回駄々をこねていただけに、この誘惑は私に対して人一倍の効果があったと思います。
そして何より、心の根底に“寂しい”がこびりついていた私は、ほぼ無意識について行ってしまいました。
二百メートルほど先の細い路地裏に入っていきました。
少し進んだところに、片方の建物が窪んで少し広くなった箇所がありました。大通りの人目に付かないように、二人で身を隠すようにその窪みに身を寄せました。
秘密の感じがしてドキドキしました。
おじさんは、右手の人差し指を鼻の前で立てて「内緒だからね」と、小声で優しく言うと、◯◯のお菓子を私に差し出しました。
目をキラキラさせながらそれを受け取ると、優しく頭を撫でてくれました。
「お父さんみたい」
私はこの時そう感じました。
この後、お菓子を食べながら少しお喋りをして、この日は何事もなく帰りました。

