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寝取られ妻
第8章 シーン8
 そうか、もし、ギブアップを宣言する立場に大輔が立ったなら、どこまでするのかちょっと見て見たい。

 あたしを他の男に愛撫させ、それで昂ぶりを覚えるのがどこまでなのかそれを確認するチャンスなのかもしれなかった。

 いっそ2を引け!あたしは強く念じた!

 男性が一番左のカードを手にとって、そのカードを返した。

 ギャラリーがどっと大きく揺れた。

 表に返されたカードは照明のライトを反射して輝いて見えるスペードの2だった。

「久方ぶりのジョーカー返しです。4か月ぶりくらいです。」

 スタッフもちょっと興奮気味だった。

 あたしはすぐに大輔の顔を覗き込んだ。

「すまない、罰ゲームは大丈夫かい。」

 大輔は複雑な面持ちであたしに言った。
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