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第3章 シーン3

　目の前の雑誌を開けてみる。

　Ａ５版の小さな雑誌は冒頭からいきなりグラビアページが始まる。

　そこには国際線の航空機の客室乗務員の制服を着た色白の女性が縄で縛られている写真が並んでいた。

　ページを括っていくとやがて制服ははだけられ、脱がされ、下着姿になり最後は全裸の上に縄が掛けられていた。

　縄はいろいろな形の縛り方をしており、あたしの眼を惹いたのは身体の前面に幾つかの菱形の模様が出来る様に縛られた形だった。

　その写真はウエストの所から更に別の縄が股間に通され女性の生殖溝に喰い込んでいた。

　ああ、こんな風にされたらたまらない。

　自分の股間に縄が喰い込むような錯覚に襲われて思わず目を閉じてしまう。

　雑誌の中はこんな風に女性を縛った写真や、下着姿のまま街中で肌を晒している写真、女性が大人の玩具で責められている写真などがこれでもかというほどアップされていた。

　濡れてきている。

　この雑誌のグラビアのページを見ているうちに、どんどん自分がグラビアの中に入り込んで縛られているような気持ちになってきた。

　こうやって縛られるのはどんな感じなのだろう。

　体の自由を奪われ、どんな理不尽なことでもあらがうことが出来ない。

　男の欲望のまま蹂躙されてしまう。