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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第21章 "術"

総司の方も、滅茶苦茶にしたいという本能を理性で抑え、ゆっくりと緩慢に瑠衣を責め立てる…
どちらの本能が先に、理性を突き破って仕舞うのか・・・
ふと総司が顔を上げた…
瑠衣は不思議そうに総司を見上げる。
その瞳は辛そうな、何かを堪えてる様な複雑な揺れる瞳をして、此方を見詰めて…
(あぁ…総司も…)
高杉の一件もある…
総司も一歩が踏み出せ無いのだろう…
そう考えれば、今までの総司の行為が納得出来る。
壊さない様に…
優しく包み込む様に…
心を守る様に…
瑠衣は総司の首に腕を回し、そして自分から口付けした…
「んっ…はぁ…瑠衣?」
「総司…はぁぁ…んっ…」
ゆっくりと総司から唇を離す…そして耳元で…
「私は大丈夫だから…総司の好きして良いから…我慢しないでお願い…」
突然の言葉に総司の目が見開く…
「…瑠衣??」
「辛そうだから…我慢しているのが分かるから…私を総司の好きにして……」
優しく、それでいて真剣な瞳で話す…
「しかし…」
躊躇いの色を浮かべる総司、やはり考えは当たっているよう…
「総司が辛い方が、私も辛い…だから…
何をしても良いよ…」
「瑠衣っ!!」
総司は感極まったように、瑠衣にキツく抱き付いた…
「本当に…
良いのですね?」
「…えぇ…
私は総司のものだから、何をされても平気…」
確認の言葉と共に、総司の荒々しい口付けが…
舌を絡め取られ、吸われ甘噛みされ…
息も出来ない程の激しい口付け・・・
「はんっ…んっ…んんっ…」
「はぁ…んっ…瑠衣っ!!」
その唇は胸の頂を摘み責め、手は花弁をなぞり胎内へと進む…
「あんっ…あぁぁぁぁ!!」
急な快感!
体が求めていたものが、総司によって与えられていく…
高杉とは違う…
"儀式"とは違う…
自分の体も心も総司が欲しいと求めている、だから全てをあげる‥総司に……
「はぁん…あぁ…総司…もっと…もっと…激しく…あぁぁ!!」
「はぁ…えぇ…瑠衣が…望むなら幾らでも…」
総司の唇が花を啄み、蜜に湧き出る胎内を責め弄ぶ…
ヌルッとした感触は総司の舌なのか、自分の泉の蜜なのか…
それすら分からなくなるほど、総司の舌は胎内を蹂躙する・・・・・
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