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いじっぱりなシークレットムーン
第10章 Funky Moon
「ひゃあああんっ」
朱羽と目があったままなのが恥ずかしいながらも、快感を強める。
朱羽の手のひらがが乳房を交互に揉みながら、尖りをきゅっと摘まめば、びくっとあたしの身体が震えた。
朱羽の指の腹で尖りを弱く擦られ、突然尖りを強くひっぱる。
「朱羽、いやらしいよ、いやらしいっ」
あたしは、身体をビクビクさせながら声を上げた。
「やあああっ」
鏡の中で、あたしをいたぶる朱羽の顔が欲情していることに気づいた。
ああ、だからなのか、イランイランの香りが強く思ったのは。
イランイランの匂いに、朱羽の匂いに頭がぼぅっとする。
あたしも朱羽に触りたい。
触りたくて仕方がない。
あたしは朱羽の紐を解き、彼の素肌を晒すと、匂いが強くなる。
逞しい胸板が鏡に見えると、横を向いて朱羽の汗ばんだ熱い胸に頬をすり寄せた。
どうしてもあたしが朱羽を愛したくて仕方がなくなり、朱羽の手を自分から指を絡ませて握り、横向きに立ちながら、胸の頂きに唇を寄せた。
舌で揺らすそれは次第にぷっくりと膨らみ、歯を軽くたててみると弾力性があった。
見上げる朱羽の顔は、上気して艶めいて。
気持ちがいいのか、目が蜜をまぶしたようにとろりとしていた。
「朱羽もここいいの?」
「あなたに愛されるならどこでも」
あたしは朱羽と手を外し、視界の下側にある彼のを掴むと、朱羽が駄目だと優しく微笑んだ。
「今は駄目。俺があなたをもっと感じたい……」
朱羽は洗面台にあたしの両手をつかせると、ゆっくりと身体を押しつけてくる。
尻に熱いなにかがあたる。
それはやがてあたしの尻の間に差し込みたいというような、故意的にぶつける動きをした。
ああ、これは――。