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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第1章 二人の夫
冬は今泉の寝室で寛いでいた。
「ガクさんがあんなに喜ぶとは思わなかったわ。やっぱり嬉しかったのね。」
「そりゃそうでしょう。4年も待って何度もプロポーズを断られた挙句、他に好きな人が出来たって、三角関係になったり、色んな事件に巻き込まれて心配させたんですから。」
…耳が痛い要約ありがとう。
「確かに…人の口から聞くと私って酷い…かも。」
今泉が時々チクチクと痛いことを言うようになったのは、気心が知れて来たからだと冬は思った。冬は今泉の整った顔を眺めていた。
…ずっと見てても飽きない。
「あ…また僕がカッコ良いからって眺めているでしょう?」
…ナルシスト王子も御健在でなにより。
冬は笑った。
「今度、沖縄に出張があるんだ。一緒に来てくれると嬉しいな。」
小鳥遊の出張にはついていったことがあるが今泉とは一度も無かった。
「一緒に行きたい♪」
冬は嬉しそうだった。
「でもトーコさんの体調に合わせてだね。」
今泉は冬の手を引っ張りベッドへと引き込んだ。
「わわっ。」
今泉の胸の中に抱きしめられた。
「今夜はゆっくり寝よう。」
…うん。
「ガクさんには“控えるように”って言っといた♪」
…静さん。
「…けど…それで控える様な人ではありませんけどね。」
胸を震わせて笑った温かい今泉の腕に抱かれ、冬はとろとろと眠りについた。
「ガクさんがあんなに喜ぶとは思わなかったわ。やっぱり嬉しかったのね。」
「そりゃそうでしょう。4年も待って何度もプロポーズを断られた挙句、他に好きな人が出来たって、三角関係になったり、色んな事件に巻き込まれて心配させたんですから。」
…耳が痛い要約ありがとう。
「確かに…人の口から聞くと私って酷い…かも。」
今泉が時々チクチクと痛いことを言うようになったのは、気心が知れて来たからだと冬は思った。冬は今泉の整った顔を眺めていた。
…ずっと見てても飽きない。
「あ…また僕がカッコ良いからって眺めているでしょう?」
…ナルシスト王子も御健在でなにより。
冬は笑った。
「今度、沖縄に出張があるんだ。一緒に来てくれると嬉しいな。」
小鳥遊の出張にはついていったことがあるが今泉とは一度も無かった。
「一緒に行きたい♪」
冬は嬉しそうだった。
「でもトーコさんの体調に合わせてだね。」
今泉は冬の手を引っ張りベッドへと引き込んだ。
「わわっ。」
今泉の胸の中に抱きしめられた。
「今夜はゆっくり寝よう。」
…うん。
「ガクさんには“控えるように”って言っといた♪」
…静さん。
「…けど…それで控える様な人ではありませんけどね。」
胸を震わせて笑った温かい今泉の腕に抱かれ、冬はとろとろと眠りについた。