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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第3章 つわりの洗礼
小鳥遊から逃げようとすればするほど,激しさは増した。

…お願いだから早く出て行って。

…あなたのその姿とっても興奮するよ。

小鳥遊は冬の耳を甘く噛んだ。

…これ以上刺激しないで。

「酷いようなら、ナースコール押してくださいね。」

…感じてるね…とっても可愛いよ。

低く澄んだ小鳥遊の声は興奮を隠せず揺らいでいた。

…あぁ…いっちゃう。

声を出さずに 冬の唇が開き始め小鳥遊は快感の度合いを知る事が出来た。

「はぁ…い…ぅぅ。」

――――ガラガラ…トン。

ドアが閉まった。

「…あ…僕…もうイキそうです。」

…そっか…暫くぶりだ…から?

「ちょ…と。」

冬の腰をがっしりと小鳥遊は掴んで、動きが更に激しくなった…と思ったら止まった。鏡の向こうの小鳥遊の顔が切なそうに歪んだ。

「…あ…イッちゃった…ゴメン。」

小鳥遊は冬を抱きすくめた。それは、ピクピクと力強く冬の中で拍動した。

「えー…。」

冬は高まりは一気に消滅していき,不満そうに小鳥遊に甘えた。

「大丈夫です…ほら♪可愛いトーコさんとだと…もう復活。座位でしましょう。」

そう言うと、小鳥遊は便座の蓋の上に座った。

「このドキドキ感が高校生のエッチみたいで良いですね。」

…回数は今も高校生並みだがな。

優しく引き寄せ膝の上に乗せた。

「ベッドでしないのは…付き合っていた時以来かも知れません。」

ゆっくりと小鳥遊の上に腰を下ろした。

「正しくは“大人の関係”の時ですね。」

冬は小鳥遊を訂正した。

「…またトーコさんは、僕をそうやって虐める。」

寂しそうに言った。

「事実を言ったまでです。」

小鳥遊の首に腕を回すと白衣からは消毒薬の香りがした。

「…このままじゃ私…欲求不満よ…だから気持ちよくしてね。」

甘い声で小鳥遊の耳元で囁いた。

「大丈夫ですよ。僕が毎日こうして入院中も愛してあげますから。」
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