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蜘蛛の巣
第6章 砕かれた心<オモイ>



「アッもうダメッ……イッ……」

「……!!」



華の果てによる突然の締め付けにより和樹も一気に絶頂へと導かれ、さっと自身を彼女のナカから引き抜いた



「ンあっ!」



抜かれる瞬間に絶頂直後の内部に強い快感が走る

反り返った華の背中にドクドクと白濁の液体が落とされていった



"イかされた……"



それがシャワーに流されてゆくのを見ながら和樹は心の中でそう呟いた

放心状態の華を耳を寄せ、



「すごいね、華ちゃん……ハマっちゃいそうだよ」



和樹なりの称賛の言葉を浴びせた

だがそれが彼女に理解されたかどうかは怪しい

和樹が腰から手を離すと、華は重力に従ってそのままその場に崩れ落ちた



「お礼に一つアドバイスしてあげようか」



そんな彼女を見下ろしながら和樹は忠告する



「あんまり壮真さんを信用しすぎないことだね。その方が華ちゃんのためだよ」



謎の言葉を残し、彼は華を置いて風呂場を後にしたのだったーーー


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