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【NEW】クロスな関係。
第3章 電話越しで…
「未亜?まだ起きているの?」
「お姉ちゃん…うん、ちょっと…」
「早く寝なさいよ。お休み。」
「うん、お休み…」
ドアの向こうからお姉ちゃんに声をかけられて
自分が礼人さんに言ったことが急に恥ずかしくなった。
今までだって礼人さんにねだったことはある。
だけど、ここまでねだったことはない。
「あ、あの…」
「未亜、俺…」
「一週間後、8時にあの公園に来てください。」
「え?」
「私もう一度待ちます。だけど礼人さんが来なかったら私…他の人とホテル行きます。」
「未亜…」
「嘘じゃないです。本気です…約束守ってほしいからっ…」
高校を卒業したら――
ずっとこの日を夢見て待っていた。
それは私だけじゃなくて礼人さんも同じ気持ちだって思いたくて
こんなカケに出た。
もちろん礼人さんが来なくても誰かとホテルに行くなんて嘘だ。
だけど高校を卒業したら礼人さんと
普通のカップルみたいなことをしかったし
「好きだ」
たった3文字が私はこの時欲しくてたまらなかった。
「お姉ちゃん…うん、ちょっと…」
「早く寝なさいよ。お休み。」
「うん、お休み…」
ドアの向こうからお姉ちゃんに声をかけられて
自分が礼人さんに言ったことが急に恥ずかしくなった。
今までだって礼人さんにねだったことはある。
だけど、ここまでねだったことはない。
「あ、あの…」
「未亜、俺…」
「一週間後、8時にあの公園に来てください。」
「え?」
「私もう一度待ちます。だけど礼人さんが来なかったら私…他の人とホテル行きます。」
「未亜…」
「嘘じゃないです。本気です…約束守ってほしいからっ…」
高校を卒業したら――
ずっとこの日を夢見て待っていた。
それは私だけじゃなくて礼人さんも同じ気持ちだって思いたくて
こんなカケに出た。
もちろん礼人さんが来なくても誰かとホテルに行くなんて嘘だ。
だけど高校を卒業したら礼人さんと
普通のカップルみたいなことをしかったし
「好きだ」
たった3文字が私はこの時欲しくてたまらなかった。