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【NEW】クロスな関係。
第4章 近いのに、遠い……
「…何だろうな。」
「え?」
「社会人になって自然と会わなくなったら美月のこと忘れると思っていたんだけど…」
けんちゃんの癖は昔から変わってない。
恥ずかしくなったら頭を下げてかく癖。
大きい体だけど、こうやって恥ずかしさを隠している姿は目の前で
サッカーをしている少年たちと変わらない。
こういう姿に母性本能が動かされてキュンキュンしていた。
「会わないほうが……余計に美月を思い出す。」
「うん…わかるよ……」
学校に行けば私は礼人さんに、けんちゃんはお姉ちゃんに会えてた。
それが当たり前で、どれだけいい環境だったかなんてその時はわかってなかった。
会えなければ会えないで…次の約束がないから切ない。
「え?」
「社会人になって自然と会わなくなったら美月のこと忘れると思っていたんだけど…」
けんちゃんの癖は昔から変わってない。
恥ずかしくなったら頭を下げてかく癖。
大きい体だけど、こうやって恥ずかしさを隠している姿は目の前で
サッカーをしている少年たちと変わらない。
こういう姿に母性本能が動かされてキュンキュンしていた。
「会わないほうが……余計に美月を思い出す。」
「うん…わかるよ……」
学校に行けば私は礼人さんに、けんちゃんはお姉ちゃんに会えてた。
それが当たり前で、どれだけいい環境だったかなんてその時はわかってなかった。
会えなければ会えないで…次の約束がないから切ない。