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【NEW】クロスな関係。
第4章 近いのに、遠い……
お姉ちゃんが何か話しているけど
私の耳には何も入ってこない。
でもお父さんもお母さんもお姉ちゃんも嬉しそうな顔をしている。
「未亜?驚いちゃった?」
「……え?うん……」
驚いたし…ここにはもういたくない。
お姉ちゃんの幸せそうな声も顔も見れないし
礼人さんがお姉ちゃんの隣にいるのも…耐えられない。
「私…ちょっとお手洗いに。」
「やだ、ごめんなさいね、この子ったら…礼人さん、座ってください。」
「あ、ごめん…」
急に立ち上がった私の肩が礼人さんの腕にぶつかった。
ぶつかったといってもほんの少し触れただけ
触れるか触れないか程度で謝るほどじゃない。
だからこそ、この「ごめん」がどういう意味なのか……
私の耳には何も入ってこない。
でもお父さんもお母さんもお姉ちゃんも嬉しそうな顔をしている。
「未亜?驚いちゃった?」
「……え?うん……」
驚いたし…ここにはもういたくない。
お姉ちゃんの幸せそうな声も顔も見れないし
礼人さんがお姉ちゃんの隣にいるのも…耐えられない。
「私…ちょっとお手洗いに。」
「やだ、ごめんなさいね、この子ったら…礼人さん、座ってください。」
「あ、ごめん…」
急に立ち上がった私の肩が礼人さんの腕にぶつかった。
ぶつかったといってもほんの少し触れただけ
触れるか触れないか程度で謝るほどじゃない。
だからこそ、この「ごめん」がどういう意味なのか……