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人妻ゆり
第27章 柚木と真美

「はい!!ごめんなさい…」
「謝る相手が違うわよ?」
「はい…」
雄二は真美と柚木に
「ごめんなさい…」
と頭を下げたが二人は怒りが収まらない。
「謝っても…ねぇ…」
「謝って済むなら警察は要らないわよ!」
二人の怒りは収まらない。
そこへゆりが割って入った。
「どうかしら…
良い機会だから…
こんな浮気性の雄二君は諦めて…
二人とも雄二君と別れたら?」
ゆりに言われて二人は口をそろえて
「それは…
出来ません!!」
と断言する。
「そんなに雄二君が良いの?」
「はい!!」
「勿論!!」
「お姉さんなら雄二君より良い男知ってるわよ?」
「はい…?」
「少なくても…雄二君より優しくて誠実で…
なにより一生懸命だわ…」
「誰なんですか?」
真美と柚木はゆりに身を乗り出して聞いた。
「あら…
あなた達は雄二君命なのでは?」
「そ、それは…」
「あのね、そんなに簡単に…他の男のことに気が向くようでは…本当に雄二君を好きとは言えないのではないかしら?」
「… …」
「これで…分ったわよ…」
ゆりは立ち上がって電話を掛けた。

