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人妻ゆり
第41章 .最終章 心の中のゆり

「お、お姉さん!!」
真美は慌てて近所を探すがゆりの姿は何処にもない。
「大変!!お姉さんが!!」
真美は大慌てで全員を集めてゆりを探した。
隼人によると昨日までゆりは普通に仕事をしていたという。
「お姉さん…」
ゆりは人知れず…
仲間の元を去っていった…
仲間は必死になってゆりを探したが…
ゆりの行方は知れなかった。
「お姉さん…」
結花が
「何処へ行ったの?
お姉さん!!」
と叫ぶが…
ゆりは…
一人、駅のホームに立っていた。
そしてそこへ入ってきた列車に乗り、
行く当てもなく終わりのない旅に出た。
「皆…ごめんね…」
ゆりはそう呟いて列車に乗り込んで、席に座ると顔を覆って泣いた。

