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淳、光と闇
第11章 片羽の天使
「ちょっと!!淳!!」

「あら?」

「話が…ある…」

怖い顔して二人は食堂へ淳を連れ出した。

食堂で二人は

「淳!!一体、どういうつもり!!」

「な、何よ?」

「恵ちゃんのママの話…
あんた宛があるの?」

「ない…」

「ないって…そんな無責任な…」

「宛てはないけど…
必ず探す…恵ちゃんのママを…」

「どうやって?」

「手段は選ばない…
例え犯罪者になっても…
この体を許しても…
どんな汚い手を使っても…
恵ちゃんのママを探し出してみせる。」

「そんな事言って…
あんた、出来るの?
出来なかったら恵ちゃんは
立ち直れなくなるのよ?」

「そんな事…
分ってる!!」

怒ったように淳は立ち上がった。

二人に

「必ず探すわ…
この身に代えても…」

鋭い目で言い放った。

「淳…」


そうは言ったものの淳に

宛があるわけではない。

「困った…」

勢いで言ってはみたものの…

困り果てている淳。

省吾に相談しようと思ったが

いつもいつも頼っている訳にはいかなかった。

「そうよ…
自分で解決しなければ…」

淳はまず施設に出向き話を聞いた。

その話から恵の故郷を訪ねることに…

休みは副業があるので夜勤明けの日を利用して

故郷の十和田へ向かう。

時間的に余裕がない。

十和田で訪ね歩くと恵の親戚にたどり着いた。

「あのう…恵ちゃんの事で…」

恐る恐る尋ねると叔母と言う人が

恵について教えてくれた。

話によると恵の母は現在東京で働いていると言う。

そして再婚して相手との間に

子供が一人…男の子だと言う。
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