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淳、光と闇
第30章 健と省吾
「ふふふ…
旦那様…それは仕方ない事…
美紀さんには誰も勝てませんよ?」

「そのようだ…」

「さて旦那様…」

「なんじゃ?」

「検査の結果が出揃いました。」

「結果を淳ちゃんが
説明してくれるのかの?」

「はい…だって旦那様は
本来なら担当医師がするべき
検査の結果を
淳でなければ聞かない!
なんて我儘言いますから…
今回は特例として…
淳がご説明致します。」

「わしは…そんな我儘
言ってはおらんぞ?」

「あら?我儘言うから
美紀さんに怒られたのでは?」

「淳ちゃん、それを言うな…」

「まぁ、旦那様ったら…」

「ははは…
では、聞こうか?」

「はい、ご説明の前に…
これをご確認ください。」

淳は医師からの検査結果説明に関する

淳への委任状を差し出した。

「うむ…
確認した…」

「ではご説明致します。
一部を除いて…
旦那様のご健康は維持されております。」

「なんと、一部を覗いてな?」

「はい…一部を除いて…」

「それは…どこじゃ?」

「脾臓でございます…」

「脾臓とな…?」

「はい…旦那様の脾臓は…
かなり疲れておりまして…
その役目を十分に
果たしておりません。」

「なんと??」

「ですから…
お体が冷えておりまする。
疲れも取れていきませぬ。」

「そうか…
で、治療法は?」

「はい…脾臓は体の
奥深くに御座います。
故に手術でないと治りませぬ。」

「手術とな…?」

「さようでございます…
それで…手術の
成功確率で御座いますが…」

そこまで言うと淳は涙を流し始めた。

「淳ちゃん…
はっきり申せ…
わしは…どんな結果を聞こうとも…
驚きも、落胆もせぬわい…」

「だ、旦那様ぁ!!」

淳は省吾に泣きついてわぁわぁと泣いた。
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