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結花の御主人様
第9章 結花の決意
「はぁはぁ…
結花ちゃん、最高だったよ。」

「龍…さん…??」

ジロリと龍を睨んだ結花。

「ははは…
結花ちゃん、怒った?」

「怒っていないと思いますか?」

「許して…」

「許さないわよ!!
結花、気持ちよかったけど…
辛かったんだから…」

キッと龍をにらみ付けて

「龍さん!!
責任とって!!」

「は、はいです!!」

「龍さん!!
今から言う事、良く聞いて!!
真面目に聞いてくれる?」

「わ、分った…
真面目に聞く。」

龍は座りなおして結花の目をじっと見た。

「龍さん、週に二回龍さんの
夜のお世話の契約今ここで
解除させて頂きます!!」

「結花ちゃん…」

結花はそのまま龍の胸に飛び込んでいった。

「勘違いしないで!!
龍さん、今から結花は龍さんの物になります。
だからあの契約はもう必要ないの!!
龍さん、今日の事責任とって
これから永久に結花の面倒見て!!
結花を愛して!!
その代わり毎日でも結花を抱かせてあげる。
いえ、抱いて!!結花を毎日抱いて!!
絶対に離れないから!!」

ぎゅっと龍を抱きしめて泣きながら告げる結花。

龍は結花を抱きしめながら

「今まで…辛かったな…」

優しい一言。

「うん、結花…
辛かった…でも龍さんは
優しかった…
龍さん…結花、これから
龍さんと生きて行きたい。
駄目かな?」

「駄目なものか…
それより俺で良いのか?
結花ちゃんの一生を決める事なんだぞ?」

「龍さん以外にいないもん!!」

「そうか…」

「龍さん、結花…
物凄く焼餅焼きなの!!
だから…浮気は絶対にしないでね?
もし浮気したら…結花、龍さんの
おちんちん、噛み切ってやるから!!」

「怖いな…」

「結花、本気だよ!!
龍さん、焼餅焼きの結花を
不安にさせないで…
悲しませないで!!
お願いだから!!」

結花はそう言ってわぁわぁと龍の胸で泣いた。

優しく結花の頭を撫でながら龍は

「大丈夫…
約束する…」

そう言っていつまでも優しく結花を

抱きしめて頭を撫でた。

やがて…

結花は泣きつかれて優しい龍の胸で深い眠りに付いた。
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