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危険な香りに誘われて
第22章 裏切り者
いるはずの見張りがいない。賢也の全身の毛が逆立つ。
鍵が掛かっていない。ドアを開けると玄関には、手足に粘着テープをぐるぐるに巻つけられ身動きとれない番犬が二人転がっている。口を塞がれ「うーうー」と声を漏らしている。

男を飛び越え、靴も脱がずに部屋の中へ入るとありったけの声を張り上げた。

「真紀っ、真紀、いねぇのかっ、返事しろっ、真紀ーっ」

番犬の粘着テープを口から引き剥がし。

「おい、真紀は、どうした。何があった」

「す、すみません。いきなり、宅配業者の格好をした男にスタンガンで」

「くそっ」

賢也は、急いで電話を掛けた。

『賢坊、どうした』

「真紀がいねぇっ。さらわれた」

『南条か?』

「分からねぇ。だが、可能性は高い」

『根津に連絡入れるか?』

「警察だけじゃ、あてにならねぇっ」

南条、てめぇの仕業か?
真紀に何かしやがったら、地獄の果てまででも追いかけて。

「ぶっ殺してやるっ」
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