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サイドストーリー6
第17章 横浜発 7:54④
*side亮*
本社に出勤の時はいつもこの電車に乗る。
始業の40分前に着くこの電車は、俺の会社では決して早いほうではない。
けど、この電車はほんの少し空いていて楽だからだ。
頭の中で、ざっと今日の仕事の流れをシミュレーションする。
あ~・・・どうしても昼前のアポがギリギリだな。
少しでも長引いたらアウトだ。
部長とのランチミーティングを今日入れなきゃよかった。
何とか無理やり帰ってくるか。
午前中のぎゅうぎゅうに詰めたアポをどう効率よくこなすかを
2分間の電車の中でひたすら考えた。
ふと、隣を見たら、あの子がいた。
かわいいな、と思って気にしだしたら
この電車に乗るときに探すようになっていた。
今日会えてラッキー!
午前中のアポもうまくいきそうだ。
256分後―――
「お疲れ様です」
「お疲れ」
End*****
本社に出勤の時はいつもこの電車に乗る。
始業の40分前に着くこの電車は、俺の会社では決して早いほうではない。
けど、この電車はほんの少し空いていて楽だからだ。
頭の中で、ざっと今日の仕事の流れをシミュレーションする。
あ~・・・どうしても昼前のアポがギリギリだな。
少しでも長引いたらアウトだ。
部長とのランチミーティングを今日入れなきゃよかった。
何とか無理やり帰ってくるか。
午前中のぎゅうぎゅうに詰めたアポをどう効率よくこなすかを
2分間の電車の中でひたすら考えた。
ふと、隣を見たら、あの子がいた。
かわいいな、と思って気にしだしたら
この電車に乗るときに探すようになっていた。
今日会えてラッキー!
午前中のアポもうまくいきそうだ。
256分後―――
「お疲れ様です」
「お疲れ」
End*****