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サイドストーリー6
第29章 恋愛レッスン?
その時、俺の携帯のメールの着信が鳴って
メールを開くと、真子ちゃんが同期と飲みに行くという。
「ちょっとごめん」
同席の女に断って真子ちゃんに電話を掛けに店外に出た。
「何?仕事?」
席に戻ると、そう綺麗に笑う女に
「いや、彼女。飲みに行くっていうから、帰りは店に迎えに行くから
一人で帰るなって言っただけ」
「ええ?」
俺の言葉に大げさに驚いて
「それをわざわざ電話したの?」
「あぁ」
「うっそ。前言撤回!ものすごく変わったね。清水君!」
そういいながら、笑い転げた。
「私のこと、一切束縛しなかったじゃない!」
「これって、束縛か?」
「わかんない。でも、そんな帰りに迎えに行くなんて
大学時代の清水君からは考えられない!」
「そうか・・・?う、ん。そうだな」
「彼女が大事なんだね」
「うん。そうだな。かわいくて仕方がない」
「清水君が変わったんじゃなくて。彼女だから、今の清水君なのね。
可愛くて仕方がない・・・かぁ」
昔、彼女だった女は、少し悔しそうにカクテルを飲み干した。
END****
メールを開くと、真子ちゃんが同期と飲みに行くという。
「ちょっとごめん」
同席の女に断って真子ちゃんに電話を掛けに店外に出た。
「何?仕事?」
席に戻ると、そう綺麗に笑う女に
「いや、彼女。飲みに行くっていうから、帰りは店に迎えに行くから
一人で帰るなって言っただけ」
「ええ?」
俺の言葉に大げさに驚いて
「それをわざわざ電話したの?」
「あぁ」
「うっそ。前言撤回!ものすごく変わったね。清水君!」
そういいながら、笑い転げた。
「私のこと、一切束縛しなかったじゃない!」
「これって、束縛か?」
「わかんない。でも、そんな帰りに迎えに行くなんて
大学時代の清水君からは考えられない!」
「そうか・・・?う、ん。そうだな」
「彼女が大事なんだね」
「うん。そうだな。かわいくて仕方がない」
「清水君が変わったんじゃなくて。彼女だから、今の清水君なのね。
可愛くて仕方がない・・・かぁ」
昔、彼女だった女は、少し悔しそうにカクテルを飲み干した。
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