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横浜発 7:54
第1章 J
今日はお弁当を作らなかったので、同僚と食べに行こうと
12時になってすぐに会社を出た。
この辺は企業も多いから、少し遅れると待ち時間が長くなる。
空が高いな。
もう秋だ。
空を一瞬見上げて、パスタで良いよね。そう話しながら歩いていると
知ってるオトコが腕時計を見ながら前から早歩きで歩いてきた。
名前は思い出せない。
会社関係の人だろう。
確かに急いでるんだろうけど・・・
コンパスなっが。
スッとした長い脚にスーツの生地がまとわりついて
バサバサと音を立てるように歩く。
腕時計を一瞬見てしかめたその顔は、イケメンで。
一度見たら忘れない顔だろう。
高い背と、身体にあったスーツ。
ごっつい腕時計と短めの髪。
いかにも仕事が出来ます風なその男は
自信ありげにフロアを横切っていた。
たぶん、周りに知り合いがいても急いでいる今の彼には
目に入らないんだろうな。
だから、私もそのまま通り過ぎようとしたんだけど
腕時計を見てしかめた顔が可愛くて。
思わず声をかけた。
12時になってすぐに会社を出た。
この辺は企業も多いから、少し遅れると待ち時間が長くなる。
空が高いな。
もう秋だ。
空を一瞬見上げて、パスタで良いよね。そう話しながら歩いていると
知ってるオトコが腕時計を見ながら前から早歩きで歩いてきた。
名前は思い出せない。
会社関係の人だろう。
確かに急いでるんだろうけど・・・
コンパスなっが。
スッとした長い脚にスーツの生地がまとわりついて
バサバサと音を立てるように歩く。
腕時計を一瞬見てしかめたその顔は、イケメンで。
一度見たら忘れない顔だろう。
高い背と、身体にあったスーツ。
ごっつい腕時計と短めの髪。
いかにも仕事が出来ます風なその男は
自信ありげにフロアを横切っていた。
たぶん、周りに知り合いがいても急いでいる今の彼には
目に入らないんだろうな。
だから、私もそのまま通り過ぎようとしたんだけど
腕時計を見てしかめた顔が可愛くて。
思わず声をかけた。