この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
横浜発 7:54
第2章 R
「研究職ってしつこいわよ。絶対に」
「そ、そうなの?」
「そうよ。しつこい性格じゃないと研究なんか出来ないじゃない」
う。うん。それならそれでいいよ。
「だからさくらは逃げられない。朝か帰りに近いうちにつかまるよ」
それって、脅し?姉が妹を脅してるの?
「電話したほうがいいわよ」
「うん・・・」
「まぁ矢野さんなら人間的に悪い話は聞かないし」
しつこいって散々言ったくせに。
「出世もすると思うし」
ご飯食べに行くだけでそこまで考えないし。
「何よりさくらがナンパしたんでしょう?」
だから違うってば。
「あ。ごめん仕事のキャッチが入った。またね」
そう言って一方的に電話を切られた。
はぁ・・・
電話を見て軽くため息をついた後、
矢野さんに電話をする事にした。
数回鳴った電話の呼び出し音はピッと音が鳴って
留守番電話に切り替わった。
まだ会議なのかな。
「朝、駅で話した長谷川で・・・」
そこまで言った時に電話が切り替わって通話になった。
「ごめん。矢野です。電話ありがとう」
急いで取ったのか軽く慌てていた。
「あの、長谷川です」
「うん。電話ありがとう。長谷川さん、ね」
「今日の夜大丈夫?」
「あ。はい」
思わず言った自分の返事にビックリしていると
「うん。良かった。駅に何時に来れる?」
「あ、矢野さんに合わせます」
「そ、そうなの?」
「そうよ。しつこい性格じゃないと研究なんか出来ないじゃない」
う。うん。それならそれでいいよ。
「だからさくらは逃げられない。朝か帰りに近いうちにつかまるよ」
それって、脅し?姉が妹を脅してるの?
「電話したほうがいいわよ」
「うん・・・」
「まぁ矢野さんなら人間的に悪い話は聞かないし」
しつこいって散々言ったくせに。
「出世もすると思うし」
ご飯食べに行くだけでそこまで考えないし。
「何よりさくらがナンパしたんでしょう?」
だから違うってば。
「あ。ごめん仕事のキャッチが入った。またね」
そう言って一方的に電話を切られた。
はぁ・・・
電話を見て軽くため息をついた後、
矢野さんに電話をする事にした。
数回鳴った電話の呼び出し音はピッと音が鳴って
留守番電話に切り替わった。
まだ会議なのかな。
「朝、駅で話した長谷川で・・・」
そこまで言った時に電話が切り替わって通話になった。
「ごめん。矢野です。電話ありがとう」
急いで取ったのか軽く慌てていた。
「あの、長谷川です」
「うん。電話ありがとう。長谷川さん、ね」
「今日の夜大丈夫?」
「あ。はい」
思わず言った自分の返事にビックリしていると
「うん。良かった。駅に何時に来れる?」
「あ、矢野さんに合わせます」