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生徒と俺。
第4章 気が付いた自分の気持ち
17時。

俺はひたすら質問に答えながら、問題を出して

解けるまで付き合った。

「分かるようになってきたかも!先生ありがとう。ちょっと休憩しても良い?」

そう言って立ち上がり伸びをする。

胸が強調され、胸元のボタンがはじけ飛びそうだ。

「そうだな、ちょっと休憩するか」

なるべく見ないように意識した。

朝倉はトイレへ行くと言って出て行った。

一人になった教室で考えた。

まさか生徒に恋をするなんて、良いのか?

良いわけない。

実らない恋。だって相手は17歳だぞ。

こんな気持ちになってしまったのはしょうがない。

あとはいかに自分の気持ちを抑えるかだ。




色々考えているといきなり頬がヒヤッとした。

「先生、はい。教えてくれたお礼!」

そう言って朝倉は缶コーヒーを差し出した。

「気が利くな。ありがとう」

俺は自分の気持ちを抑えることができるのだろうか。
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