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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第15章 気付いた心愛
「さ、ごめんな?」
「ううん…」
車を降りた雅は運転席に回った。コンコンと窓を叩くと宮田はウィーンと窓を下げる。
「どうした?」
「…ううん…」
「あ…ちょっと」
そういいながら手招きする宮田に近付くとそっと最後のキスをした。
「じゃぁまた。」
クスリと子犬のような笑顔を向けると頭を撫でゆっくりと車を出していった。
なんでかな…
どうして…
キス1つだったのに…
「宮…‥ッ…和」
ぽつりと呼んだ名前は宮田の名字ではなく名前の方だった。
俯いていると雅の携帯が鳴った。ドクンと胸は高鳴る…
「ううん…」
車を降りた雅は運転席に回った。コンコンと窓を叩くと宮田はウィーンと窓を下げる。
「どうした?」
「…ううん…」
「あ…ちょっと」
そういいながら手招きする宮田に近付くとそっと最後のキスをした。
「じゃぁまた。」
クスリと子犬のような笑顔を向けると頭を撫でゆっくりと車を出していった。
なんでかな…
どうして…
キス1つだったのに…
「宮…‥ッ…和」
ぽつりと呼んだ名前は宮田の名字ではなく名前の方だった。
俯いていると雅の携帯が鳴った。ドクンと胸は高鳴る…