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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第3章 不本意
~side結翔~
はぁ…
メンバーとの雑誌の撮影の合間…普段ならばこんなため息など吐くことも少ないのに…そんなとき最年少の新が声をかけてきた。
「結翔君どうしたの?」
「んぁ?…はぁ…別に」
「またため息…何かあった?心配事?」
「心配って言うかさ。今日これ終わったら親に呼び出されてて。食事会なんだよね」
「嫌なの?嫌じゃないでしょ。」
「いや、何て言うかさ。親だけならいいんだよ?母さんの友達も一緒なんだよ。」
「え、何々、それどんなことなん?」
「さぁ…つうか、その友達の子供付き。」
「は?」