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第19章 Kiss me plz

そんな結翔に対して次は宮田の追撃が始まった。

「付き合ってもない。婚約って言っても親が決めたことなんでしょ？」
「それはさ…」
「そんな中でキス１つシねぇ相手なら俺が貰ってもいいでしょ？」
「…ｯ」


間違っていない。

親同士の約束がきっかけで出会った２人。

雅自身だってようやく自分自身のことを"さん"付けじゃなくなったくらいだ。

今朝抱きしめたって…震えてた…

泣かせてばっかりで…


そんな事が、解っていた現実が結翔の心に宮田の言葉とともにグサリと心深く、突き刺さった。