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第23章 新たな一面

そうして最後にまたありがとうと締めくくり頭を下げて結翔は下がった。

この挨拶がファンの中でざわめきと歓声が起きた。


愛してるって！

嬉しいね！

あんな言葉今まで聞けなかったのに！


色んな反響があった。
そうしてこの日のライブも、ツアー全日程を無事に終えたのだった。

嬉しそうなファンの人たちの顔もさながら、雅もなんとなくも嬉しく…歯がゆくも感じていた。

そうして感動も持ち合わせたまま雅と陽はそれぞれの家に帰って行く。

家に帰るも結翔の帰宅はまだだった。

「まだドキドキしてる…」

そうしてその気持ちを抱えたまま結翔の帰りを待っていた。