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第26章 切ない光のエトセトラ～cf.１～

「今日結翔…帰り遅い？…よね」
「ん、月曜はね。どうしても遅くなる」
「仕方ない…か…」
「ん？どうした？」
「何でもないよ…はい！出来た、お待たせ」

気付けば朝食の支度も済んでいた。そのまま食べ始める。

「先、寝てていいよ」
「ん…待てたら待ってる…出来るだけ待ってる！」

そう言いながら雅は意気込んでいた。

それから時間は無情にも過ぎて結翔の出発の時間を迎える。

「行ってらっしゃい」
「おぅ。」
「…どうした…ｯﾝ」

最後まで言うことなく雅の唇は、言葉は…結翔のキスで塞がれた。