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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第34章 温もり…求め合う愛

知らなかった…
結翔と出会って…
まだまだ見えてくる物があって…
「ねぇ結翔…私のね?一番星知ってる?」
「ん?」
前に回ってる結翔の手を取り指を絡めると雅は続けた。
「私…一番星なんて見つけれないって思ってた…星なんて…絶対手の届く訳ないって…」
「その言い方だと手に入った?」
「ん…結翔だよ…私の一番星…////」
俯いて言う雅。地上から高く上がったこの部屋…雅の消えそうな声も結翔にしっかりと届いていた。
「なら俺にとっての雅は…・・ーー」
そっと結翔は雅の耳元で囁いた

