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気付かないうちに
第2章 気付いた想い
友人達の中では、絵美は1番早くに結婚しそうってずっと言われてきた。
自分でもそうだと思ってた。どちらかというとモテてきた方だし、なにか大きな欠点があるわけでもない。(と思う。)
でも気づいたら、友人達の中で1番最後になっていた。
隼人は私の3歳下だから、今年25歳。
彼女はさらにその2歳下のはずだから、、、
「隼人の彼女ってまだ23でしょ?若いのにね。」
「だろ?俺もそんなに焦んなくていいじゃんって言ってるんだけどなー。」
言いながら私の頭を何度も撫でる。
その手の動きが優しくて、大切にされているかのような錯覚を覚える。
隼人のプロポーズ発言に、自分でもこんなに動揺するとは思っていなかった。
ただのセフレの後輩、そう思っていたのに。
「ねぇ、絵美さん。俺、結婚してから不倫するつもりはないんだよね。だから、結婚したらもうこうやって絵美さんとは会えなくなる。」
なんでもないかんじで隼人が言う。
やばい、涙が出そう。
ふぅとひとつ深呼吸して、涙をやりすごす。
「そりゃそうだよ。あまりにもリスク大きすぎだもんね。私はもちろんそのつもりだったから大丈夫だよ!」
全然そのつもりじゃなかったけど。
努めて明るい声を出した。
「ふぅ〜ん。やっぱり絵美さんにとって俺ってただのセフレなのね。ちょっとつらーい。」
わざとちゃかしてそんなことを言ってくる。
「どの口が言ってんの。ばーか。」
涙をこらえて、隼人のほっぺをもう1度ひっぱった。
自分でもそうだと思ってた。どちらかというとモテてきた方だし、なにか大きな欠点があるわけでもない。(と思う。)
でも気づいたら、友人達の中で1番最後になっていた。
隼人は私の3歳下だから、今年25歳。
彼女はさらにその2歳下のはずだから、、、
「隼人の彼女ってまだ23でしょ?若いのにね。」
「だろ?俺もそんなに焦んなくていいじゃんって言ってるんだけどなー。」
言いながら私の頭を何度も撫でる。
その手の動きが優しくて、大切にされているかのような錯覚を覚える。
隼人のプロポーズ発言に、自分でもこんなに動揺するとは思っていなかった。
ただのセフレの後輩、そう思っていたのに。
「ねぇ、絵美さん。俺、結婚してから不倫するつもりはないんだよね。だから、結婚したらもうこうやって絵美さんとは会えなくなる。」
なんでもないかんじで隼人が言う。
やばい、涙が出そう。
ふぅとひとつ深呼吸して、涙をやりすごす。
「そりゃそうだよ。あまりにもリスク大きすぎだもんね。私はもちろんそのつもりだったから大丈夫だよ!」
全然そのつもりじゃなかったけど。
努めて明るい声を出した。
「ふぅ〜ん。やっぱり絵美さんにとって俺ってただのセフレなのね。ちょっとつらーい。」
わざとちゃかしてそんなことを言ってくる。
「どの口が言ってんの。ばーか。」
涙をこらえて、隼人のほっぺをもう1度ひっぱった。