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第2章 気付いた想い

今までは自分の気持ちに気づかないようにしていたんだと思う。


私と隼人は会社の先輩後輩。
一年前、身体の関係を持ってから、ずっと誰にも内緒でセフレ関係を続けてきた。



隼人に長く付き合っている彼女がいることは初めから知っていたし、私もその期間彼氏がいなかったわけじゃない。

隼人とのセックスは大好きだけど、良い後輩だけど、恋愛対象としては見ていなかった。いや、見ないようにしていた。



「で？なんで結婚に踏み切ることにしたの？
結婚なんて30くらいでいいって言ってなかったっけ？」


隼人の腕の中で聞く。