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第1章 親友

「アイツの親海外だろ？身内いないから、病院に色々持ってってくれないか？」

「それは構わないけど……大丈夫なの？」


「血液検査で引っ掛かったらしくて、検査入院だってさ」


「だってさって……アンタも呑気ね…」


「どーせまた、一週間位の入院だろ？そんなのいつもの事じゃん」


病弱なのは今に始まった事じゃない。体が大きく、見た目はガッチリしているが、昔からよく倒れる。


「確かにそーだけど、ここ数年入院してなかったじゃん？」


「まーね。でもまた、ケロッと帰って来るよ！」


だが…今回はそうはいかなかった。