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第2章 拒絶反応

慧吾が入院して四日後、海外に転勤した両親の代理を受け、病院に行っていた幸恵が顔面蒼白で帰って来た。
「…え…」
「医者の話が難し過ぎて理解出来なかったんけど、遺伝子の…何とかって病気で、そう簡単には退院出来ないって…」
ただの風邪が悪化しただけだろうと、さほど気にも止めてなかった検査結果は、最悪だった。
「今すぐどーとかって話じゃないみたいだけど……年々酷くなるみたい…」
「…助かる…だよな?」
「…治療法が…ないんだって…」
風邪だと言っていていた親友は不治の病と診断され、治療法も確立されていない難病に侵されていた。
「…え…」
「医者の話が難し過ぎて理解出来なかったんけど、遺伝子の…何とかって病気で、そう簡単には退院出来ないって…」
ただの風邪が悪化しただけだろうと、さほど気にも止めてなかった検査結果は、最悪だった。
「今すぐどーとかって話じゃないみたいだけど……年々酷くなるみたい…」
「…助かる…だよな?」
「…治療法が…ないんだって…」
風邪だと言っていていた親友は不治の病と診断され、治療法も確立されていない難病に侵されていた。

