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第9章 神様からの悪戯なプレゼント

不安定で面倒な身体になった慧吾は、智也の勧めで会社を辞めた。



『俺が責任取るよ』



そう言って、同棲したいと抱き締めてくれた。


仕事の都合で一足先に引っ越した智也を追い、晴れて恋人ととなった男の元に急いだ。


「ヘヘッ♪」


朝からニヤニヤと笑いが止まらない慧吾は、地図を片手に新居を目指す。


「一週間振り〜♪」


逢いたくて逢いたくて。でも仕事に忙しい恋人とは、電話もまともに出来ず、メール以外連絡手段がなかった。