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第2章 拒絶反応

「…一回出よっか？」


「あぁ…」


あまり詳しく聞かされなかった事にイラつきを見せる弟に、幸恵は肩を叩いた。


「アンタまでそんな顔しないでよ…」


「……ごめん…」


大事な大事な親友。
しょっちゅうケンカはするが、好きだからケンカを吹っ掛ける。


幸恵に【嫁】と言われているが、確かに彼女に似た様な存在。
それ位好きな親友が、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされている。


その後看護師により帰宅を促され、一週間以上なんの連絡もなかった。