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第3章 女の身体
「感じる?」
耳元で囁かれる声。聞き慣れた声の筈が、その低い声にも身体が疼く様な感覚に戸惑ってしまう。
「もう止めろ…!」
「ヤベ…興奮してきた」
「なっ…!?」
「こっちは?」
「智也っ!」
スルスルと下降して行く指先は、幸恵と下着を買いに行くまでの間、仕方なく履いた男物のトランクスの中へ。
何とか制しようと腕を掴むが、今まであった力は消え失せていた。
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