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第1章 親友

「チェ…つまんねーの…」
慧吾は一人っ子。両親は共働きで、まともに家族一緒にいた記憶がまるでない。
中学の時、近所に引っ越して来た智也と学校で同じクラスになって以来、共に行動して来た。
気が合うだけじゃ済まされない間柄。
何を考えてるか分からない智也だが、情に深く、信じた友人を見捨てる事が出来ない。
だが、年を重ねるごとに、離れて行く様な寂しさを感じ始めていた。
週末、趣味のツーリングに出掛ける予定だったが、智也は二つ上の姉に呼び出され、一人放置された慧吾はご機嫌斜め。
「何怒ってんだよ?」
気だるい月曜日。慧吾の為にランチに誘ったが、ふて腐れた顔でパスタを何度もグルグル巻きにしていた。
慧吾は一人っ子。両親は共働きで、まともに家族一緒にいた記憶がまるでない。
中学の時、近所に引っ越して来た智也と学校で同じクラスになって以来、共に行動して来た。
気が合うだけじゃ済まされない間柄。
何を考えてるか分からない智也だが、情に深く、信じた友人を見捨てる事が出来ない。
だが、年を重ねるごとに、離れて行く様な寂しさを感じ始めていた。
週末、趣味のツーリングに出掛ける予定だったが、智也は二つ上の姉に呼び出され、一人放置された慧吾はご機嫌斜め。
「何怒ってんだよ?」
気だるい月曜日。慧吾の為にランチに誘ったが、ふて腐れた顔でパスタを何度もグルグル巻きにしていた。

