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向日葵
第4章 好奇心を抱いたロストバージン
「夜桜って妖艶なんだよね…
儚くて、風に任せて、命を削る様な舞を魅せて…
その舞が人の心を虜にするのよ。
一瞬で心が奪われてしまうでしょ?
そんな中でムードに流されるのは容易い。
抱き合ってキスを重ねて、涼太の気持ちを受け入れた様に見せて、甘い時間を育む様な演出にもなった。
私にとってファーストキスだったし、異性と抱き合う事により、身体もエッチに反応してきたんだ。
ーーこれも性なのかな?ーー
オナニーをする為に読んでいたエッチな漫画や小説とはまた違う感じがした。
これが男と女なの?
自問自答を繰り返した。
これがリアルに感じる性欲なんだって思ったよ。
『まだ、帰りたくないな…』
そんな砂糖漬けにした様な甘い言葉も言えてしまう程ね…
これが本当に好きな人だったら、余計慎重になったり、躊躇もするんだろうけど…
ただ、セックスがしたいだけの目的なら、その場くらい可愛くもなれるもんなんだね」
「多分、すみれの前世は男だね。
時折、そうだったらいいなって思うよ。
発想が男っぽい。
きっと、私達は前世でも報われなかった恋人なのかもね?」
「葉月……」
「罪深い恋人なのかもよ?」
✾✾✾
そうかもね……
前世でも現世でも因縁は深く、出逢って恋をした。
それでも結ばれない運命を刻まれて、逃れられない因果を背負ってしまったのかもしれないわね…。
ーーどうにもならない運命を受け入れながらも、僅かばかりの抵抗をし、立ち向かう哀しい恋人なのよーー
儚くて、風に任せて、命を削る様な舞を魅せて…
その舞が人の心を虜にするのよ。
一瞬で心が奪われてしまうでしょ?
そんな中でムードに流されるのは容易い。
抱き合ってキスを重ねて、涼太の気持ちを受け入れた様に見せて、甘い時間を育む様な演出にもなった。
私にとってファーストキスだったし、異性と抱き合う事により、身体もエッチに反応してきたんだ。
ーーこれも性なのかな?ーー
オナニーをする為に読んでいたエッチな漫画や小説とはまた違う感じがした。
これが男と女なの?
自問自答を繰り返した。
これがリアルに感じる性欲なんだって思ったよ。
『まだ、帰りたくないな…』
そんな砂糖漬けにした様な甘い言葉も言えてしまう程ね…
これが本当に好きな人だったら、余計慎重になったり、躊躇もするんだろうけど…
ただ、セックスがしたいだけの目的なら、その場くらい可愛くもなれるもんなんだね」
「多分、すみれの前世は男だね。
時折、そうだったらいいなって思うよ。
発想が男っぽい。
きっと、私達は前世でも報われなかった恋人なのかもね?」
「葉月……」
「罪深い恋人なのかもよ?」
✾✾✾
そうかもね……
前世でも現世でも因縁は深く、出逢って恋をした。
それでも結ばれない運命を刻まれて、逃れられない因果を背負ってしまったのかもしれないわね…。
ーーどうにもならない運命を受け入れながらも、僅かばかりの抵抗をし、立ち向かう哀しい恋人なのよーー