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向日葵
第5章 愛し、愛されて
「気を遣わないで、葉月。
もっといいもの買ってあげるから…」
「これがいいよ!
すみれとイルカショー見て、自由に泳ぐ賢いイルカ達をにあやかりたい。
あのイルカ達は私と一緒。
もう、海には帰れない。
自然の中で生きられない。
人間達から餌を貰い、危険のない場所で育てられ、その代わりに芸を仕込まれた。
生きていく為には選択権すらない。
そこが私に似てる。
だから、これが欲しいのよ!
すみれの分は私が買う。
ねぇ、ブルーとピンクあるから色違いにしょう!
すみれはピンクね。
男っぽい性格だけど、外見は綺麗な女性そのものだから、ピンクはすみれによく似合う!」
貴女はピンクのイルカのキーホルダーを持って、嬉しそうにレジに向う。
私はブルーのイルカを手に取った。
『どうか、幸せな人生が彼女に訪れますように』と願いを込めた。
もっといいもの買ってあげるから…」
「これがいいよ!
すみれとイルカショー見て、自由に泳ぐ賢いイルカ達をにあやかりたい。
あのイルカ達は私と一緒。
もう、海には帰れない。
自然の中で生きられない。
人間達から餌を貰い、危険のない場所で育てられ、その代わりに芸を仕込まれた。
生きていく為には選択権すらない。
そこが私に似てる。
だから、これが欲しいのよ!
すみれの分は私が買う。
ねぇ、ブルーとピンクあるから色違いにしょう!
すみれはピンクね。
男っぽい性格だけど、外見は綺麗な女性そのものだから、ピンクはすみれによく似合う!」
貴女はピンクのイルカのキーホルダーを持って、嬉しそうにレジに向う。
私はブルーのイルカを手に取った。
『どうか、幸せな人生が彼女に訪れますように』と願いを込めた。