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向日葵
第6章 逞しく生きる、女豹
「気を悪くしたらごめんなさいね。梨花。
梨花が幸せそうで微笑ましいと思ったのよ。
人生は、梨花の様に切り開くものなんだと感心もしたわ。
私が落としてしまった爆弾も、あなた達の幸せになる為のアクシデントに過ぎなかった。
でも、結果オーライね!
私だって、涼太君や康介君には罪悪感を感じていた。
梨花には微塵も感じなかったけどね…
涼太君が幸せになった事を知らせてくれて有難う!
感謝するわ。
そして、おめでとう。
二人で幸せになってね。
それとね、梨花…
私はビアンでもプライドのあるビアンなのよ。
好きでもない人と遊びで関係は持たないし、私にも愛する人が居るのよ」
私は席を立ち、伝票を手にして梨花に微笑んだ。
私を睨む梨花。
まだ何か言いたげだが、それを遮った。
「梨花、ここは私が。
ささやかな結婚祝い。
ねぇ、折角女として幸せな時を噛みしめているのだから、私の事なんかさっさと記憶から排除してしまいなさいよ。
あっ、それと舌打ちは癖なの?
辞めた方がいいわ。
エリートの奥様に似合わない」
この女の顔を見るのは最期と自分に言い聞かせ、背を向けた。
梨花が幸せそうで微笑ましいと思ったのよ。
人生は、梨花の様に切り開くものなんだと感心もしたわ。
私が落としてしまった爆弾も、あなた達の幸せになる為のアクシデントに過ぎなかった。
でも、結果オーライね!
私だって、涼太君や康介君には罪悪感を感じていた。
梨花には微塵も感じなかったけどね…
涼太君が幸せになった事を知らせてくれて有難う!
感謝するわ。
そして、おめでとう。
二人で幸せになってね。
それとね、梨花…
私はビアンでもプライドのあるビアンなのよ。
好きでもない人と遊びで関係は持たないし、私にも愛する人が居るのよ」
私は席を立ち、伝票を手にして梨花に微笑んだ。
私を睨む梨花。
まだ何か言いたげだが、それを遮った。
「梨花、ここは私が。
ささやかな結婚祝い。
ねぇ、折角女として幸せな時を噛みしめているのだから、私の事なんかさっさと記憶から排除してしまいなさいよ。
あっ、それと舌打ちは癖なの?
辞めた方がいいわ。
エリートの奥様に似合わない」
この女の顔を見るのは最期と自分に言い聞かせ、背を向けた。