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月が欠ける刻
第1章 呟く刻



 こんなもんでしょ…

 所詮…こんなもん…


煙草をふかしながら
深夜の道を家路に急ぐ…


下腹部には
微かな疼きが残る


 身体はでかくても

 器もアソコも小さい男…

 フッ…


煙を吐き出しながら
笑ってしまう

今夜のお相手に満足してない
自分の身体の渇きを
誤魔化しながら家路に急ぐ


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