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貸し出し遊戯
第8章 シナジー効果
悠介は蘭のスマホを取り、床に横たわる彼女の耳に当てた。
スマホから聞こえる悠介の妻の切ないよがり声が、蘭と彼を此処ではない空間に連れて行く。
蘭は呼吸を乱し、悩ましげになよなよと首を振り、深く感じ始めた。
拘束され、どうにもならない下半身の疼きがその一点に触手を伸ばし向かうのであろう。
蘭はひとりでに走り出し、快感の小径を登り始めた。
その狂おしく乱れる姿は、悠介にあちらの光景を見せた。
耳に聞こえる声に躍らされ、蘭は大きく仰け反り苦しげな喘ぎ声とともに果てた。