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貸し出し遊戯
第12章 千変万化の万華鏡
悠介は脱力した蘭の背中から腰、臀へとバイブを当て、覚醒させた。
軽く開いた口が息を吸い、閉じた目蓋がゆっくりと開き、宙を漂っていた蘭を引き戻させた。
緊張を解き、より柔らかに淫らな色を増した蘭は、ゆるやかに首をもたげ、長い髪を背に遊ばせた。
後ろ手にした蘭の指先が、指を絡めて欲しいとせがむのを、悠介はうれしく誇らしい気持ちで応えた。
蘭はゆっくりと首を後ろに回し、悠介を求め口を差し出した。
悠介は蘭の閉じた目蓋に唇を寄せ、まつげを撫でるように優しく覆った。
蘭は嫋やかな笑みを浮かべ、悠介に倣い、長いまつげで彼の頬を優しく撫でた。
そうして、二人は確かめ合い、しばし蝶がワルツを踊りながら高く舞うように、バタフライキスに興じた。