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貸し出し遊戯
第16章 女体熟成
蘭は背中に両手を回し、悠介のモノを確かめるように指の間を滑らし撫で回した。
包皮の中の棍棒感が蘭の掌に伝わる。
蘭は目を瞑り上気した躯が放つじんと染み渡る世界に浸ろうとする。
シュワシュワと泡立つ炭酸水の水面のような。
悠介はそんな蘭に上から声を掛けた。
『蘭、こっち向いて。その顔すげー感じる。俺の方見てて。』
蘭は自分の性器を舐める悠介を見つめた。
うっとりする瞳で快感に冒された顔を向ける蘭は悠介を興奮させた。
自分を真剣な目で見つめ、時折りにやりと欲望が炙り出された悠介の顔は魅力的だった。
その舌先が自分の性器を這い回る様はとても淫靡で蘭を更に深く酔わせた。
沈められた指が、高められた蘭の躯に染み渡る。
それは言うなれば、ある程度の厚みと弾力を兼ね備えた柔らかなマットに打たれたテニスボールが、一旦沈み込み、最下層からシュワシュワと立ち上る泡を呼び起こし、角度を変えて上がりながら飲み込まれていくような感覚とでも言えばいいか・・・
所作が二段階になり、余韻を引かせた状態で次が追ってくるような、棚引くようなしなやかな振る舞いに匂う色気とでも言えばいいか・・・
オーガズムの連鎖が始まった蘭の様子を見やりながら、悠介は指先をあまり動かさず、蘭の様子に合わせた。
いい仕上がりを見せ始めた蘭の躯は匂い立つようにその色香を強めた。