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第11章 腕相撲

ニーナは猛烈に焦っています。

賭けを申し込んだ男性は９人･･･
つまり、今から行うマッチョ男との腕相撲勝負にラッカが負ければ、マッチョ男を含めて１０人の男性と、ニーナは交わらなければならないのです。

もちろん、ラッカが勝てば１０人分の賭け金、つまり５０ゴールドという大金を得ることができるわけですが、その確率はすごく低いでしょう。

今までラッカは、マッチョ男に２連敗しているのです。


「さあ、勝負だーーー！」
マッチョ男の仲間が叫びます。

大歓声がおきます。

「止めてェーーー！」
ニーナは大声をあげますが･･･

勝負は始まってしまいました。


マッチョ男とラッカがテーブルに向かい合います。