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第20章 オナニークラブ

カトレーヌの薬によって発情してしまったラッカですが、２０回以上も射精をし、ようやく精神状態は元へと戻りました。

しかし、射精を繰り返したため、ラッカは体力を著しく消耗しています。

このまま山中を先に進むのは不可能です。

ラッカはヨロヨロと歩き、ニーナと一緒に山を降ります。

そして、ふもとの村の宿屋で、ラッカは倒れるように眠ってしまいました。


村にはすでに、カトレーヌの姿はありませんでした。

どうして発情剤の薬瓶を私に渡したの？
ニーナにはカトレーヌの真意が分かりません。


ニーナには、もうひとつ困り事がありました。

都で稼いできた旅費が、尽きかけているのです。


ニーナは宿屋の主人に頼み込みます。
「宿代の支払いは、少し待っていただけますか？　この国の多くの人の命を救う使命を帯びた旅なんです。　きっと後ほど、宿代はお支払いしますから･･･」