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第20章 オナニークラブ

「やあ、お嬢ちゃん、ここに働きにきたの？　希望職種は何？」
ニーナを見つけた若い男が、ニーナに近づいてきます。

油でビシッと髪を固めた、見るからに遊び人風の男です。

「貴方は誰です？」
ニーナは不審そうに尋ねます。

「僕はこの風俗街のスカウトマンさ。　女の子をお店に斡旋するのが仕事さ」
男は答えます。

「風俗街？」
ニーナは問い返します。

風俗街の意味がよく分かりません。

「近隣の村々の男性たちが集まり、しばしの憩いを楽しむ場所さ」

男性たちに憩いを提供する･･･
例えば、いっしょにお喋りをして楽しむってことかな･･･
ってニーナは思いました。

「私でも働けるでしょうか？　口べたなんですけど･･･」
ニーナは男に質問します。

「口べたでも大丈夫。　この業界はルックスが一番。　お嬢ちゃんのルックスだと、ロリコン男性は喜ぶよぉ〜」