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第3章 お漏らし

やがて神父が登場し、子供たちをイスに並ばせ、講壇に立って説教を始めます。

「子供と言えども、神を粗末にしてはいけません。　皆さんは神の慈悲によって生かされているのです･･･」

長い長い説教の始まりです。

でも、子供たちはアクビをすることすら許されていません。
アクビが見つかると、神父に怒られるのです。

ニーナもじっと座っていますが、そのうち、強烈な尿意に気づきます。

神父さまの説教が始まる前にトイレに行ったのに、なぜ･･･
ニーナは疑問に思いますが、尿意は容赦してくれません。

脚を擦り合わせ、身体をよじるニーナ･･･。
そうすることで、一瞬だけ尿意を忘れることができますが、すぐに尿意はぶり返します。

「神は天国にいつつも、この村に、そして皆さんの周りにいるのです。　皆さん、このことを心に念じ･･･」
神父の長い説教は終わりそうにありません。

ニーナはイスに座ったまま、尿意と戦い続けます。