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愛しのイケメン☆LIFE
第1章 来騎君の憂鬱
僕がいるテーブルには、今は女の子が二人だけ。
特に僕のファンというわけではないけど、お店の売上にもなるから、僕は猫を被って接客する。
「ライキって彼女いるの?」
「ん?いないよー。絶賛募集中!!」
「そうなんだぁ。私、立候補しちゃおうかなー?」
酔った女性二人は、僕の体をベタベタ触る。
大きな胸を押し付けてくるしさ。
ボディータッチで男が堕ちると思ったら、大間違いだ。
女を知らない童貞か、エロイおじさん位しか、そんな手には乗らないってーの!
心の中でそんな事を思っていても、僕の顔は満面の笑顔。
まさか、僕がそんな事を考えてるなんて思わないだろうなぁ。
さてと、兄さんに仕掛けてやろうかなぁーっと…。
カウンターで桜音とイチャつく兄さんを見て僕はニヤッと、不敵な笑みを浮かべた。