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愛しのイケメン☆LIFE
第1章 来騎君の憂鬱
「でしょ?見てみたいよね?」
「うん、見てみたい!呼んで呼んで!」
よしっ!作戦成功!
僕は店中に聞こえるデカイ声で、兄さんを呼んだ。
「テルチカさーん!こちらのお客様達から、指名入りましたーっ!!」
兄さんは一瞬怪訝そうな表情を見せたけど、スーツを整えて、こちらへと歩いて来た。
「初めまして、テルチカです。どうぞよろしく!」
二人の女性の手をとると、チュッと軽くキスをした。
さすがは、兄さん。
女性の扱い方は天下一品だ。
さてと、ここは兄さんに任せますかね。
「じゃあ、テルチカさん。こちらよろしくお願いいたします。僕はカウンターに入りますね。」
こうして僕は兄さんとの場所のトレードに成功した。
さ、邪魔者はこっちに来たし、桜音のとこ行こうっと。